四半世紀(弱)を飛んでいけ

*劇場版仮面ライダージオウ“Over Quartzer” までを踏まえた平成仮面ライダーへの思いの丈です。キャプやらバシバシ使うので訴えられたら負けます

 

おはようございます。皆様はご覧になったでしょうか

劇場版仮面ライダージオウ“Over Quartzer”

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恒例の同時上映はリュウソウジャーで30分!こっちもタイムトラベル…たまたまなんでしょーか。過去-未来受け継ぐ話だったね。リュウソウ本編をロクに見ていないので細かい話はわからんのですが、シャツの刺繍が綺麗だった……。

 

して、劇場版ジオウ(以下OQ)。上皇明仁様が生前退位をなされるということで元号が変わり、平成から令和へ。実質平成を名乗れなくなった彼らは20年というキリの良さにより、今年の映画でも「平成ライダーの総まとめ」の役割を負う事になりました。

 

ジオウ、見てますか?

ジオウ、好きですか?

ジオウ、嫌いですか?

 

毎年のことですが、夏映画では次のヒーローが先行登場してバチバチに活躍するのですが、去年なんかは

「来年からコイツ(ジオウ)で一年か……不安だな…なんかメカニカルつっても(ビルドと)全然違うし…アーマーってこんな感じか〜」

一昨年は

「来年からはコイツ(ビルド)で一年か……不安だな…うわすっげ強いしライフ1掻っ攫ってった…」

その前には……

と言った風な事が起こる。

一年間親しんできたライダーから卒業しなくてはいけない第1話」ってすっげえ地に足つかない感覚ですよね。

このライダーってどういう結末を迎えるんだろう。とか、役者さん上手くなってくのかな…とか、最終回でもこのキャラ見たいな…なんて気持ちでいっぱいで。

それと同じぐらい、アイツら(去年のライダー)の戦いが終わって嬉しいけど寂しいよ…でも戦わなくて済むなら…。って思ってしまう。

まあ何ヶ月かしたら合同映画で”アイツら“にも会えてしまうのですが!

ジオウ本編、序盤は戦兎や永夢くんに会えたりするのがあってマア嬉しかったのですが、結構大味にクロスオーバーしていく展開にビックリもしたものです。ライド・ウォッチの設定が料理を大味にしている調味料そのものなので、このキーアイテムの設定に関しては結構議論されていました。

この先 “ジオウ”の首を絞めることになるなんて予想、最早見え透いた未来とでも言えました。予言だ。

して、もう少しだけ本編をほじくると、変身をしないレジェンドを出した「オーズ編」

エグゼイドを良くも悪くも彩った檀黎斗がメインレジェンドとして登場するということで…オーズ編なのに!?あっ、でも本編のifだったり「欲」の部分で触れる事が無い…………こともないのか…なんて。 檀黎斗個人もやり過ぎな狂人キャラがある中身で、エグゼイドを知る上で彼の行動原理や哲学。苦悩の苦悩は知らなくてはいけないのです。どれだけ彼を知っているかがエグゼイドの肝な所はある。Vシネ、小説で多く語られる点が厭らしいことこの上ないけども!

「オーズ編」次回予告では前公表のなかった映司と比奈チャンのレジェンド登場が明かされました。高田里穂さん滅茶苦茶かわいいなナニこれ

録画見る前にツイッターみちゃってビックリしてしもうた……録画見てからツイッターみる…の鉄則を自分に課す事にしました。

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彼らのストイックさが逆に地獄らしくない…

わたくしアクア・エターナル編で同じミスをしました。えぇ

ジオウ、次回予告でのサプライズが見どころになりました。めっちゃ声をあげたのはブレイド編と最近のチェイスかな…

ジオウを見続ける事が出来たのも、サプライズを味わいてえ……強気な言い方

平成ライダー見てきた自分へのご褒美…。喜んだ分、20年があるのだ…」

なんて放送当時なんて

 

絶対こんな事考えてなかった。

 

サプライズ待ちなのはあったと思う。

いや正直ね

*ジオウね周りの感想も良くなかったし

*平成ライダー全部は見てない!って人は置いてきぼりになったり

*雑だし

*レジェンド前半出ないがちだし

*ウォッチの制約で並んで戦ってくれないし

*ジオウのキャラの関係も進まないしおもんないよ……

という

超・惰性だったんですけど

あっでも途中のウィザード編でウォズがソウゴを本でポコん!って叩くところは好き。わかるでしょ。未来の王じゃなかったけど をあくまで個人として見てるのかナァと個人的に好きなシーンはあった

 

士・ディケイドの登場、ジオウ2(リュウガ編)、ゲイツリバイブ、アナザージオウ編で進んでいく関係

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それでも

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ド進展していく関係……二人の演技力だってカンストっすよ。迫力、気合、力を抜く力…

ジオウの好きなとこが増えた瞬間だった

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ソウゴが寂しかろうと思って先に入居してるウォズ(だったらいいな)

いやこの辺好きで何回か見直してるんですけど人物相関的に重要なので映画見る前に見てると、ジオウOQジオウ部分の面白さが増すと思うの。

 

して、映画OQ。 ジオウ的に言うなら

こんな人物相関の決算/昇華だったり

クォーツァーってなんやねん!

結局常盤ソウゴって何者なの?

っていう話だったりする。

ここで言うクォーツァーの目的

劇場版ジオウが「生鮮食品、平成の私物化」と言われる部分に繋がるのですが

 

平成ライダーってワケわからないじゃないですか

や、通年として物語をやってく上で破綻があったり

*前作でウケた部分をよくわからん反映させたり

*テーマは良いのにテーマと関係ない所が死ぬほどカッコよかったり記憶に残ったり

*話が冗長すぎて無理だったり

*主人公が流されまくって目的よくわかんねえまま強くなって「しまったり」

*急に脚本の方針変えられてやりたい事出来なくなったと思えばつまらな過ぎてファンから死ぬほどバッシング受けたり

*ファンが笑ってるとこ公式が反映してクソキャラを生んでしまったり

*ビルド最終回前でローグが謎の声援受けてたけど映画見てたからなんか嫌味というか都合よく聞こえてお前らこれマジで泣けんのって思ったり

*お前ダブル良いって言ってるしわかるけどダブル以外も見てみろって他も面白いから!

*滑舌の悪さはあったかもしれんけど後半アツい展開から最終回のあの終わり方やら

*始が始めて人から声援を受けて戦ったたこ焼き回を語れやブレイドオタクぅ…

*車乗ってるからライダーじゃねえじゃんwとか

*OQで(当時から)ファイズのアクター変わった?wとかワケわからんこと言ったり

*個人的に万丈の戦う理由がラブアンドピースじゃなくて、自分の守りたいものを守るでもよかったんだぞ……とか

*天道総司は神ではなくて作中で天道より美味い料理作れる人がいるし、それなりに凹むし加賀美に怒られるし、友達少ないし、ひよりを守るためにゼクター全回収とかバカみたいな作戦たてるし、秘書官はカワイイし、加賀美だって本当に強い男になってるし、だからこそジオウカブト編でカブトゼクターを「借り受ける」役割に。天道も加賀美になら力を貸しても大丈夫って思ったわけですし、カブトを見直してくれファン達

 

枚挙に暇がない。ファンを含めてわけわからん一群が平成仮面ライダーであるところでして

コイツの楽しみ方は同じ温度感で楽しめて、同じ知識レベルお持ちの友達やらを見つけることがベストなのですが、基本的には批判の雨嵐です。

 

楽しんだもん勝ち 

である事を念頭に置いた上で、でもそれぞれのファン達が

「本気で視聴しているから」

「本気で大好きだから」

プラスマイナス色々な意見が交差するものでして。

 

そんな平成ライダーをリセットする」

「お前達の平成って、醜くないか?」

平成を“平す”事が彼らクォーツァーの目的だったのです。

そのために普通の高校生常盤ソウゴを影武者の王へと擁立させて、継承し終わってから平成の証であるライド・ウォッチを掠め取る。

ここでは、レジェンド達はソウゴが未来の王だからライド・ウォッチを託したのだけではなく、それぞれに理由があり。

*お前達が持ってた方が良さそうだから

*コレを力にしてほしいから

*世の中を良くして欲しいから

*王を見てみたいから

なんて色々な理由の中でソウゴが本当にしたかった事を思い出すのがOQのジオウ的テーマでした。

 

そして

平成を継ぐものとして、「平成ライダー」のトリとして

色々なライダー達の生き様や宿命の中で

真の王として

一人の平成生まれの男の子として

 

デコボコで何が悪い!

瞬間瞬間を必死に生きてるんだ!

と高らかに叫んでくれた事は、もはや醜さすら受け入れたまま

生きている事、歩いていることを。

もしかしたら立ち止まってしまっている事を。今感じている我の全てであると。

ファンや製作がカス。現金なヤツらだったり、どうしようも無ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜世界。きっと平成だけじゃない。昭和ライダーも挑戦と事故と大爆発の連続だったに違いない。だって人が生きてるんだもの。

 

きっと平成ライダーだけの話ではない。こうして在る我々の世界。

というか私の人生は、特に矛盾や波乱や愛の怨嗟や心の動きや、不況のド中心の世に生まれてしまった不幸。それこそブログの一つ一つが「平成ライダー」のような叫びだったのだ。今だってどうしようもない。死にかけた。

昨日は円谷プロを脅かす存在、仮面ライダーが嫌いと言っていた男に助けられた。きっと彼が死にかけたら同じように助けるだろう。それだけの話なのだ。

 

ジオウOQや人のブログや感想を「代弁」として扱うのでは無く。

今は歩く力を失って、自分のためになる事に手がつかない虚しい人間だが、丁度20歳になるまで助け、助けられて生きてきたのだ。

フラれながらも

フったくせにコンサートに誘われながらも

恨まれながらも

浮気相手にされながらも

友達が少なかったり

親の煙に咳き込みながらも

ツイッターのアカウントを複数持ちながらも

地獄のような別れ話の審判になったりしても

 

同じように苦しみ、走ってきた、丁度同い年の「平成ライダー」達。

 

カブト最終回で天道が言っていた。

それがおまえらの限界だ。人間は変われる!

人間もネイティブもあるものか この世界に生きとし生けるもの、全ての命は等しい。

他者のために自分をかえられるのが人間だ。

自分のために世界を変えるんじゃない。

自分が変われば、世界は変わる。

それが天の道。

生きる道のために、生きてる命のために、ツラい世界でも変わる。 変える。

何十、何百、彼らライダーと、何千、何万の我々が共に

 

「変身」

 

する。

平成が溢れてくるとクォーツァーは言った

 

自分の人生、あと4日で20年になる。

自分の同期である平成仮面ライダー

俺と共に走って、平成を駆け抜けて

おもちゃ屋で流れていたソードフォームの待機音やキバットの変身音の一つ一つ、全てが平成仮面ライダーで。

姿が見えなくなった時もあったけど

圧倒的な個性と存在感があって。

決して支えられたとは思わないけど

負けねえから! 

と言いたげな誇らしい同期の存在を感じながら。

「一人一人にとっての平成仮面ライダー

を引っ張ってくれるのだ。

 

劇場版仮面ライダージオウ、平成を生きてたら!絶対楽しいから!きっと、皆も生きてるので。

ジオウ最終回を残したままブログを終えるよ。あえて、ではないけど。あえて。

 

おわり